季節外れのアサガオ

2012.04.29

暖かかったり、寒かったり、晴天だったり、大雨だったりと、落ち着かない天気が続きますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

我が家は驚くべきことに、まだ昨年の夏のアサガオが咲いています。実は夏の間は全然咲かず、秋になってから花がついた大器晩成型のアサガオです。一時は、花の勢いも衰え、十分に開かない蕾もありましたし、咲いても切れ目の入っている花もあったので、アサガオも歳を取ると遺伝子が傷つくのだろうか、と気の毒になったこともあったのですが、最近暖かくなると、また大輪の花をつけています。

我が家では100歳を迎えられた日野原先生に因んで「日野原アサガオ」と称して、楽しんでいます。「日野原アサガオ」はタネもいっぱい取れたので、育ててみたい方は、是非メディヴァにお立ち寄り下さい。

医療とも経営や経済とも関係ない話を長々と書いてしまったのですが、アサガオを見て、つくづく思ったことを一つ。

「アサガオは夏の終わりとともに、ダメになるもの」という小学校以来の常識が破られたのですが、常識を疑うところにブレークスルーは始まる訳です。日本は今後、高齢化とともに大変な社会が待ち受けていますが、それを今までの常識にとらわれた中で打ち破るのは難しく、一旦常識を捨ててみることも必要と思います。

最近、ガン治療などの分野で混合診療を実質的に認める論調や新しい制度が出て来ましたが、これらも少し前なら「常識的にはあり得ない」ことでした。でも今、常識を持ち出しても、ほかに解がありません。とうとう「原則」に近いような「常識」まで立ち戻って考えないといけない時代が来たことをつくづく感じます。

「日野原アサガオ」が年を越して、春まで咲くように、一つ一つ「常識」の呪縛を疑って考え直してみると良いかもしれません。


執筆:大石佳能子(株式会社メディヴァ代表取締役)